ExpressVPNのレビュー

レビュー概要

ExpressVPNは、Express VPN International社が運営するVPNサービスです。現在英国領ヴァージン諸島のトルトラ島に拠点を構え、201～500名の従業員を抱えています。

オンラインプライバシーと匿名性という点で、ExpressVPNは最適なサービスです。漏洩を防ぐ最高レベルの暗号化と素晴らしいセキュリティ機能を厳格なノーログポリシーのもと提供し、完全な匿名性を維持します。また、ExpressVPNはプライバシーをしっかりと保護できる管轄区に拠点を置いています。

ウェブ閲覧やゲームなど、どんなオンラインアクティビティでも、速く安定した接続ができます。Torと連携してさらに高度なプライバシー保護も可能になります。その上、ほぼすべてのデバイスと互換性があります。カスタマーサービスとサポートシステムは業界でも最上級です。

プライバシーと匿名性

公式サイトのプライバシーに関するページによると、ExpressVPNは「閲覧履歴、トラフィックの行先、データコンテンツ、DNSクエリなどのアクティビティログを収集しません。 ユーザーのIPアドレス、VPNの送信IPアドレス、接続タイムスタンプ、セッション時間といった接続ログも一切保管しません」と明言しています。

また、個人情報を第三者に売却せず、メールアドレスや決済データなどの個人情報はアカウント作成と維持のためだけに収集される、とも記載されています。ExpressVPNでは、PFS、VPNスプリットトンネリング、AES 256ビット暗号化などの大変高度な技術を使用しているため、データがハッキングされる心配はありません。

速度と安定性

ここまででおわかりの通り、ExpressVPNは本物の「何でも屋」 とも言うべきサービスを提供しています。ただ「本当に速度が速いのか」という疑問は残ります。そこで、当サイトでは同業者のレビューをむやみに信頼するのではなく、独自のテストを実施しました。基本のアップロード速度は95 Mbpsで、米国サーバーに接続後の速度は 85 Mbpsに低下しました。つまり、たった10%程度の速度低下です。VPNを使った時の速度低下率は平均40～60%であることを考えると、これは非常に素晴らしい結果です。その後、オーストラリアのサーバーに接続してみましたが、速度は59 Mbpsでした。つまり、地球の反対側にあるサーバーに接続しても、速度は全体で37%遅くなっただけという結果が出ました。

プラットフォームとデバイス



どのプランでも、一つのサブスクリプションで5台のデバイスへの同時接続が可能です。ExpressVPNはWindows、Android、 Mac、iOS、Linux、Routers、Chromebook、Kindle Fire、Nookなどの多くのデバイスに互換性があります。Xbox、Playstation、Nintendo Switchなどのゲーム端末でも機能する他、ChromeとFirefox向けの拡張機能もあります。現在12以上の言語で利用することができます。

サーバーロケーション

当レビュー執筆時点では、ExpressVPNは、94ヵ国、160以上の場所に3000以上のサーバーを保有しています。 南極大陸以外のすべての大陸をカバーしていることになります。



カスタマーサービス

サポートは、おそらくExpressVPNが最も誇れる強みの一つでしょう。 年中無休のチャットやサポートページ、また動画チュートリアルを発信するYouTubeチャンネルが用意されています。さらに、サポートに対応するのは専門的な知識を持っているスタッフで、どんな技術的な問題でも対応してくれます。また、メールやサポートチケットシステムでの問い合わせも可能です。

価格設定

ExpressVPNのすべてのプランに、無条件の100%返金保証がついています。何らかの理由でサービスが気に入らない場合、使用し始めて30日以内であれば、サポートに連絡するだけで全額返金してもらえます。月間プランは12.95ドル、半年プランでは1ヵ月あたり約9.99ドルとなります。長期で申し込むほど割引も大きくなり、1年分前払いにすると1ヵ月あたり8.32ドルになります。