Zenmate VPNのレビュー

レビュー概要

2013年に設立されたばかりのZenMateは瞬く間に最も人気のVPNの仲間入りを果たしました。速い接続と直観的なインターフェースがその理由です。ドイツのベルリンに拠点を置くZenMateは、ユーザーが世界で4500万人という大きな節目に最近到達しました。

ZenMateはIPsecプロトコルを使ってVPN接続を提供しており、デスクトップクライアントやブラウザ拡張機能、モバイルアプリで利用できます。100%保証のノーログポリシー、74ヵ国以上にある3,600のサーバー、内蔵のDNS漏洩保護機能、キルスイッチ機能などの特徴があります。

豊富な機能にさまざまな国のサーバー、十分な速度を備えているZenMateは、テクノロジーに詳しくない人でも簡単に使うことができます。ウェブ閲覧や一般的なセキュリティが目的でVPNを選ぶなら、確実にチェックする価値ありのVPNです。

プライバシーと匿名性

ZenMateは匿名性とプライバシーを重視しており、高度暗号化標準（AES）をサポートしています。AESは、連邦政府やフォーチュン500の企業などが使用しているものと同じ暗号化方法であり、それだけ安全だということです。ブラウザ拡張子はAES 128ビット暗号化を用いており、モバイルやデスクトップ用ソフトはAES 256ビットを採用しています。

ZenMate VPNのセキュリティプロトコルは1Kev2、L2TP、OpenVPNで、OpenVPNはZenMateが最も万能なVPNサービスのひとつである理由でもあります。

もう一つの注目すべき機能に、キルスイッチがあります。通信を安全でなくなった瞬間に自動的に終了させるという、完璧なセキュリティ対策を実施してくれる機能です。これにより、大切な個人情報は危険にさらされることが一切ありません。VPNアプリのボタンを押した瞬間から、厳格なノーログポリシーのもと、すべてのオンライン活動が匿名のまま行えます。第三者が自分の閲覧履歴や機密データを盗み見る心配はありません。ユーザーの閲覧履歴や好みに基づいて表示される広告では、広告主があなたの好みや個人情報を利用することもできなくなります。

速度と安定性

ウェブページの読み込みを待っている時間は無駄だと感じますよね。ありがたいことに、 ZenMate VPNは接続速度を犠牲にしないVPNです。もちろん、最高のパフォーマンスを得るためには、自分のいるところから一番近いサーバーに接続する必要があります。当サイトでは SpeedTestを使用して、ZenMate VPNをテストし、地球の反対側にある米国のサーバーへの接続を試みました。VPN使用前の速度は、ダウンロードでは12.62 Mbps、アップロードでは0.85 Mbpsでした。VPNで米国のサーバーに接続した時は2.91 Mbpsの速度低下となりました。それでも、ビデオチャットなどにおいてはかなり優秀な速度です。

プラットフォームとデバイス

一つのZenMateアカウントでデバイスを無限に保護できます。iOS、Android、macOS、Windows、OpenVPNに互換性があり、ブラウザはChrome、Firefox、Opera、一部のChromiumベースのブラウザなどに対応しています。OpenVPNプロトコルのおかげで、さまざまなゲーム端末や、Ubuntu、Raspberry PiなどのオペレーティングシステムにもZenMateをインストールすることができます。



サーバーロケーション

ZenMate VPNは、世界74ヵ国以上で3600のサーバーを所有しています。特に素晴らしい機能として、特定のウェブサイト訪問中にサーバーを選択することができるスマートロケーション機能があります。



カスタマーサービス

ZenMateのサポートページをクリックしてすぐに気付くのは、ライブチャットがないことです。これは、急ぎでサポートが必要な場合には、戸惑ってしまう人もいるでしょう。当サイトでは問い合わせフォームから試しに連絡してみましたが、なんと15分以内に回答を受け取れました。それ以外にも、公式サイトではサービスの開始、機能、トラブルシューティングの手順など、さまざまな情報を提供しています。

価格設定

ZenMateには無料トライアルはありませんが、気前のよい30日間返金保証があります。現在、1ヵ月、1年、3年の3種類のプレミアムプランがあります。1ヵ月のサブスクリプションは付き10.99ドル／10.99ユーロで、6ヵ月のサブスクリプションは月5.39ドル（計32.34ドル）、欧州なら5.39ユーロ（計32.34ユーロ）です。一番お得なのは18ヵ月間のサブスクリプションを前払いするプランで、月々の料金はわずか2.22ドル ／2.22ユーロとなります。